『君の名は。』

こんにちは。

君の名は。』を観に行きました。ストーリーの概要と感想を書きたいと思います。※ネタバレ注意

 

東京に住む立花タキと糸守という田舎で都会の生活に憧れる宮水三葉の2人が、寝ると週に数回お互いが入れ替わってしまうという不思議な現象を経験します。しかし、ある時から入れ替わることが無くなってしまいます。気になったタキは夢の中の風景を頼りに三葉に逢いに行きますが、その道中で三葉が住んでいた糸守が3年前の彗星落下の被害で壊滅してしまったことを知ります。その災害で町の大勢の人が亡くなり、調べていくうちに三葉とその家族も亡くなってしまったことが判明しました。タキは三葉を探す旅で、入れ替わった現象には3年のタイムラグがあったことに気づきます。しかし「結び」のおかげで3年前の糸守に戻ることができ、三葉とその友人の力で彗星落下の被害を回避することに成功します。しかし、タキと三葉は町を救う前に宮水神社(三葉は神社の家系)の御神体で初めて会った以降、町を救った後もお互いの名前を思い出せなくなります。それから何年か経過し、タキが働きはじめてから偶然、再会する。といったような物語です。

 

 この映画を観て最も印象深かったシーンは、三葉が友人と罪を犯してまで糸守の住民を避難させようとする場面です。前もって彗星が落下すると判っているので三葉たちはその危険性を理解しているのですが、父親含め役場の人を中心に住民はあまり危機管理をもっていなかったように感じられました。いつ起こるかわからない災害への準備の大切さを訴えかえている、現代を色濃く表現した作品だと思います。

 友人と感想を話していて、未来を変えてしまっているとの意見を聞きました。確かに、3年のタイムラグを遡って糸守の住民を避難させることで無事被害を抑えることができました。しかし、それだけ、災害への準備が未来を変えるだけの重要な要因であることを伝えているのだと思います。

 

ストーリーも好きでしたし、非常に画が綺麗だった印象を受けました。1回目の鑑賞では気付かなかった点もあると思うので、再度劇場で観たいです。そういえば、平日のお昼時にも関わらずかなり人が多かったです。 あと、妹の四葉ちゃんがとてもいいキャラでかわいいです笑